【雑記】じゃんけんを制す者はヴァイスを制す
ヴァイスシュヴァルツに限らずカードゲームとは先攻が有利なものですね。
ヴァイスシュヴァルツはゲームの性質上、後攻1ターン目にワンキルすることや、全体除去が不可能なゲームです。
なので後攻のメリットは殆どありません。
しかしゲームをしていれば後攻でゲームを行うこともしばしばあり、その度にじゃんけんに文句を言っていては何の生産性もありませんね。
なので今回前半は真面目に、ヴァイスシュヴァルツの先攻の場合と後攻の場合で考えることの違いについてまとめていきます。
また後半では、じゃんけんの勝率を少しでも上げる方法などじゃんけんについて考察していきます。
私個人の統計や、某有名ブログの考察も交えてじゃんけんを通してヴァイスシュヴァルツを勝ちやすくする方法を記載しましょう。
後半の文章を読んで貰えればヴァイスシュヴァルツの勝率が格段に上がること間違いなしです。
それではいきましょう。
第一部:ヴァイスシュヴァルツの先攻の利点と考え方
ヴァイスシュヴァルツは1ターンに2枚ずつ手札を増やせるゲームですね。
なので先攻は常に相手より2枚多い手札から状況をつく
ることができます。
また2枚カードの少ない相手をこのアドバンテージで絶対的優位からマウントを取り、上から殴り続けることができます。
相手は「こちらの行動を対処する」という受け身な状況で常にゲームが進む為、極端に言えば相手は自分のやりたいことが何もできません。
これは大げさな言い方ですが、先攻のアドバンテージは手札の枚数だけでなく「ゲームをつくることができる」点ですね。
先攻が取れる選択肢や考え方を挙げていくと
·ストックが欲しい場合は1ターン目にアタックして相手にもアタックを強制させる
·移動(相手のアタックフェイズの始めに他の枠に動かせるテキスト)を投げるとほぼ確定でアドが取れる
·先に自分のレベルを上げたい場合はアタックしない
·その返しに相手もアタックしてこなかった場合は手札を維持しながら3パンでき、全て通したら相手にストック0でレベル1を行わせることができる
·どうしてもゆっくりやりたい時は手札を維持してゆっくりできる
·相手が突然3パンしてきても手札の差で有利が維持でき、結局こちらが有利にゲームをつくれる
このようにレベル1でアドバンテージを取るのがベースになっている今のゲームで、レベル1のプランを通しやすい先攻は非常に有利ですね。
それにより、特に島風系統(相手リバース時に手札を増やすテキスト)で手札を増やす動きを成功させやすいのも先攻の強みです。
手札に枚数を取り返す手段が十分にあるのであれば、レベル0で先に速攻をしかけて相手に負担を強いるのも手ですね。
相手が丁寧に相打ちを続けてきて、レベル1の始めに島風テキストが使えない時もありますよね。
そんな時も先攻は気にしなくて大丈夫です。
島風で踏めない=盤面が空いているということなので、cxや島風互換のカードを温存しつつ、必要のないレベル0でダイレクトアタックしながら次のターンの準備をしましょう。
この場合相手が先に島風互換を使った場合は後攻が有利になると思いがちですが、まだ全然先攻が有利です。
·最近のレベル1のラインは返しが弱くできているので、踏み返せないことが殆なく安定して島風で踏み返せる
·島風互換が多面決まる場合はクロックドローが必要なくなり、実質1点回復
·先にダイレクトアタックで点数を多めに作ったので、次のcxでダメージレースはひっくり返せる(先攻側の方が多く2点以上でアタックしている)
·1ターン猶予が貰えたので島風互換をより多く集めやすい
このように先攻は1ターン失敗してもまだまだ余裕で巻き返せます。
レベル1で上手くアドバンテージが取れると、当たり前ですがレベル2も楽に行なえます。
それが最終盤面にまで影響し、相手が詰める前にゲームを終わらせることができる訳ですね。
長々と色々書きましたが先攻がどれくらい強いかを簡単に説明すると、「レベル3で2点バーンを飛ばすのに重いコストが必要なのに、先攻はノーコストで2点飛ばせる」ということです。
結局は28点相手にあたえたら勝ちなので、先に殴れる方が強いですよね。
第一部:ヴァイスシュヴァルツの後攻での考え方
上で説明した通り、後攻は先攻がやりたいことを押し付けられる側になります。
なのでデッキ構築の段階で後手の場合のプランを考えておく必要があります。
相手に合わせて丁寧に動くのか、相手のペースを崩しても手札が足りるような動きをするのか、など自分のデッキではどれが一番強いのかを考えておきましょう。
また後攻は1回しかアタックできないという制約が無い点が唯一の強みです。
相手のデッキを見てからマリガンを変えられるという点もありますが、実際は殆ど関係なくマリガンすることが多いかと思います。
この複数回アタックできるメリットを活かせば、後手でも不利を多少巻き返せるかもしれません。
しかし何をしても基本的な先攻の有利は変わりません。
なので後攻が考えるべき点をまとめていきます。
·相手がレベル1で何をしたいのかを考え、できるだけさせないよう動く
·3パンしてゲーム速度を上げに行く場合は手札を増やす手段は確実に確保しておく(集中ヒットにかけたり、扉踏んだらいけるとかはNG)
·拾う暇もなくレベルを上げられると困るので、マリガンの時にcx対応のレベル1を残しておく(もちろん他の手札次第です)
·相手に先に上がられる時は島風互換に踏まれないよう面をできるだけ残さない
·ダメージレースを先行しやすいので、どこのアドバンテージを優先するか常に意識する
·相手が隙を見せたらたたみかける
などの点を意識しておきましょう。
ヴァイスシュヴァルツは運によりアドバンテージを取れるか取れないかが変わることが非常に多いゲームです。
なので先攻側が失敗した時にはそこを見逃さすにアドバンテージを取り返しましょう。
また後攻は「あと何ターンでゲームが終わるか」をシビアに考えましょう。
これは先攻でも大切ですか、後攻はこれを意識しないとゲームにならないことがあります。
ゲームを終わらせるのに最低限必要な手札とストックを意識し、相手の詰めを受けられる準備を常にしなくてはいけません。
逆に後攻で過剰に手札やストックを求めすぎたり、終わらせるのに十分なリソースがないと、「あと1ターンあれば勝てた」という負け方が多くなります。
そうならない為にも、どのようにゲームを終わらせるかのイメージを持つことと、次のターンの動きを意識してゲームを動かす必要があります。
後攻はよほどのことがないと先攻にマウントを取られ続けます。
キャンセルをしっかりしてから集中複数ヒットしてきれいにリフレッシュに入りました、など非常にラッキーなことが起これば簡単に何とかなりますが、中々そうはいかないものです。
そういった運に頼らず、後攻ならどう動くべきなのかを意識してゲームをする方が楽しいし生産性もありますね。
もちろん先攻が絶対有利ですが、後攻だから負けたという前に、後攻だからこそどう動く必要があるかをあなたのデッキで1度考えてみてください。
第一部まとめ
先攻は基本的に有利なので何か不具合が起きても落ち着いて対処しましょう。
後攻は基本的にずっと不利なので何か良い事が起きるのを願いつつ、ゲームの終わり方を常に意識して相手にやりたい放題させないよう頑張りましょう。
第二部:じゃんけんについて
カードゲームの先攻後攻を決めるときには大体じゃんけんをしますよね。
つまりじゃんけんに勝つだけでヴァイスシュヴァルツは2アド取れる訳ですよ。
じゃんけんに勝てば集中2ヒット分の手札が貰える、こう書けばじゃんけんがどれだけ重要か分かりやすいかと思います。
「じゃんけんとか運ゲーだから考えても無駄」
と切って捨てるのは簡単ですが、本当にそうでしょうか?
ヴァイスシュヴァルツはルールだけ知っていて、真面目に取り組んでいない人から見たら
「ヴァイスとか運ゲーだから考えても無駄」
と言われがちです。
しかし真面目にヴァイスシュヴァルツに取り組んでいる私達はこれを言われると悲しくなりますよね。
確かにヴァイスシュヴァルツは運で勝ったり負けたりする場面が多いですが、だからと言って何も考えずにやって勝てるゲームではありません。
つまりじゃんけんも一定の考えの元に行うことで勝率が上がると言えるのではないでしょうか。
ここでは後攻であるが故に負けてしまったゲームを悔やむあなたの為に、じゃんけんの勝率を上げる方法をお教えしましょう。
第二部:じゃんけんにおける最善手とは?
結論から言いましょう。
パー✋を出すことです。
言わずもがな、私を含めカードゲームをやっている人の知能が著しく低いのは周知の事実です。
そんな私もフリーで遊ぶ時にはじゃんけんで毎回グー✊を出しています。
なぜかと言うと手の形を変えることすら面倒だからですね。
「最初はグー」のかけ声から始めることにより知能の低い私のようなチンパンジーにはパー✋を出すことによりワンパンで勝てます。
という声が聞こえて来そうですが、私の愛読しているブログにて「BCFの会場にて対戦前のじゃんけんで、相手の初手は6/7でグー✊だった」という結果も残っています。
予選を抜けた決勝トーナメントの6戦目、7戦目ともにその人の相手はグー✊でした。
これは「ヴァイスシュヴァルツで予選を抜けることができるような人でもじゃんけんでグー✊を出す」ということを教えてくれていますね。
「じゃんけんとか考えても無駄」
と分かった風なこと言っている連中に格の違いを見せてやりましょう。
そういう奴に限ってグー✊しか出さないので、格好の餌と言えます。
しかしこの重大な事実が万が一にも広まってしまった場合には最初に必ずあいこになってしまいますね。
なのでこれでだけでは最善手はパー✋と言えません。
次に、あいこになった時のことも教えておきましょう。
あいこになった時は
パー✋を出し続けましょう
何故かと言うと、相手の脳がチンパン化してグー✊に変えてくる可能性が非常に高いからです。
あいこが続くほどその傾向にあります。
また知能の低いチンパンジーは手を開き続けるのすら面倒になり、グー✊にして負けてでも早くじゃんけんを終わらせにかかります。
もちろんチンパンジーにはチョキ✌にするなんて発想はありません。
しかしこれでもまだ完璧とは言えません。
相手もこれを知っていた場合はパー✋で延々とあいこになるからです。
これの解決方法がもしあるとすれば、これは最善手と呼んでも良いのではないでしょうか?
もちろん用意してあります。
その答えとは
グー✊を出してしまいましょう
相手がパー✋を出し続けるのであれば、こちらが大人しく折れて負けてあげましょう。
という声がまた聞こえてきますね。
ここでチョキ✌を出せば確かにじゃんけんに勝つことができるでしょう。
しかし思い出して頂きたい。
我々はどうしてじゃんけんに勝ちたいのかを。
それは「ヴァイスシュヴァルツで勝ちたいから」ですよね?
ここまで言えば賢いあなたはお分かりかと思いますが
チョキ✌を出すとゲームに負けるので絶対に出してはいけない
ということです。
目先の勝利にとらわれず、本質をしっかり見極めましょう。
私自身は相手にチョキ✌を出されたのであれば、先攻後攻に関係なく、非常に高い勝率を維持しています。
また、自分がチョキ✌を出して先攻の場合は何故か高い確率で負けてしまいます。
このような結果から私の統計によると、チョキ✌は出すこと自体がヴァイスシュヴァルツの勝負を捨てている手と言えます。
確かにチョキ✌を出すことによりじゃんけんは勝つことができるかもしれません。
しかし上で既に述べたように、相手がそのタイミングで脳がチンパン化しグー✊に変えてくるかもしれません。
そうなっては元も子もありません。
さらに、たとえチョキ✌でじゃんけんに勝てたとしても、ヴァイスシュヴァルツで負けては意味がありませんよね。
つまりグー✊でじゃんけんに負けることにより、チョキ✌によるヴァイスシュヴァルツの必敗を避けることが可能なのです。
さらに相手はわざと負けたことに、もちろん気が付きます。
これにより器の大きさを見せつけることができ、メンタル面で大きく優位に立つことができるでしょう。
相手は
「俺はじゃんけんの勝ちを譲られたのか...」
と精神的ダメージを受け、まともなプレイングなどできなくなり、いとも簡単にヴァイスシュヴァルツで勝利をおさめることができるでしょう。
このことからも、パー✋の有用性がさらに深く理解できるかと思います。
パー✋は、相手がグー✊であれば先攻なのでゲームに勝つことができ、相手がチョキ✌であれば無条件でゲームに勝てます。
グー✊は出しても元々ゲームに勝利できるチョキ✌にしか勝てず、パー✋相手に後手で不利なゲームが始まります。
チョキ✌は出したら負けるので論外です。
ここまで読んでもらえれば、パー✋以外をじゃんけんで使う必要がないことは明らかですね。
じゃんけんでパー✋を出してこちらが有利なヴァイスシュヴァルツライフを過ごしましょう!
第二部まとめ
じゃんけんは運ゲーなので考えても無駄です。
パーを出すと決めていれば変なこと考えずにヴァイスシュヴァルツに集中できるのでオススメです。
この理屈を頭に入れておけば
「相手はチョキだから後手でも勝てる」
と思い込むことができるので、後攻でも落ち着いてゲームができます。
ヴァイスシュヴァルツはメンタルが一番大事。
※追記