【雑記】ヴァイスって正直どんなゲームなの?
※2019/6/24
ノートも始めました。
有料記事をノートにて挙げていますので、よろしければこちらもご覧頂ければ幸いです。
2018年は個人的にヴァイスシュヴァルツの人口が非常に増えた印象があります。
また、オーバーロードやミリマスの参戦など人口が増える要因はまだまだありますね。
今後も楽しみです。
そこで今回はヴァイスシュヴァルツを始めたいと考えている人や、始めたての初心者の方向けに『ヴァイスシュヴァルツはどのようなゲームなのか』を私なりに解説したいと思います。
ヴァイスシュヴァルツ公式プレイヤーが「世界中の人の頭の中がヴァイスまみれになればいいのに」というような狂気の発言をしていたので、少しでもその助けになりたいと考えました。
「ヴァイスシュヴァルツはやり込む価値のあるゲームなのか」
「時間とお金をかけてやって損しないゲームなのか」
など始めるにあたり不安な人に、少しでも参考になればと思います。
それではいきましょう。
※他のTCGを触ったことのある人や、ヴァイスシュヴァルツのルールを多少知っている人の方が理解しやすい部分が多くなるかと思いますが、ご了承下さい。
※こちらを読んでヴァイスシュヴァルツに興味を持って頂けた場合は、トライアルデッキ友人と購入し、ルールをある程度把握してからもう一度読んで頂けると幸いです。
ヴァイスシュヴァルツは運ゲー?
ヴァイス=運ゲーと考えられることは非常に多いです。
確かにヴァイスシュヴァルツは運に左右される行動が非常に多いです。
特にダメージを受けるかキャンセルするかが運を必要とする場面が多いので、運ゲーと捉えられる大きな要因でしょう。
ヴァイスシュヴァルツは運ゲーではない、と言う人はおそらくプレイヤーの中でも少ないでしょう。
しかし『運が全て』というプレイヤーは殆どいないというのも事実です。
ここでは私のヴァイスシュヴァルツに対する考え方をまとめます。
ヴァイスシュヴァルツの運ゲーではない要素
ヴァイスシュヴァルツはダメージ判定が運に左右されますが、他のゲームに比べて手札の内容を整えるのが非常に楽なゲームです。
なので『コンボパーツが揃わなかった』ということは他のTCGに比べて少ないのは特徴だと思います。
この点は他のTCGより運要素は少ないですね。
マリガンが自由に好きな枚数を捨てて同じ枚数引き直す点や、1ターンに山札から最大3枚まで引ける点、手札交換を行うカードが豊富、など手札に必要なカードを持ってこれる確率が非常に高いです。
さらに1度のゲーム中に山札を何周もするゲームなので、理屈上は引けないカードはありません。
「あのカードが引けないから負けた」という負け方が他のTCGに比べて少ない点は、運ゲーではないと考える要因の一つです。
これは『理屈を通すのに多少の運が必要』な点だと思います。
例えば、「山札を薄くしたからcx(クライマックスカード)を捲る確率を上げた」と言っても山札の底にcxが固まっていたら捲れません。
また、山札15枚の中にcxが5枚という状態になった時に、山札を4枚捲れば、3枚に1枚はcxがある計算なので高確率で捲れると言っても良いですね。
しかし実際はこの状態でも捲れないことは多々あります。
こういった『確率を計算した行動が失敗した時』は運が絡むゲームだなと強く感じます。
さらに、クライマックスカードに関わる部分は基本的に運ゲーと言いたくなる場面は多いのも事実です。
相手は有利になる配置にcxがあり、自分は底に張り付いている、というゲームもしばしばあります。
自分のプレイングでどうにもならない事が起きた時、理屈ではなくオカルトで動くことが正解だった時は正直落ち込みますね。
特にダメージキャンセルの回数に露骨な差が生まれ、それだけで負けた時は「運ゲーかよ!」と言いたくもなります。
これらの要素からヴァイスシュヴァルツは『運の絡む行動の施行回数が多い』ゲームという表現が正しいと考えています。
もちろんそれぞれの行動の重要性は違いますが、いつか運や流れが逆転して、ゲームも逆転するということも珍しくありません。
結局ヴァイスシュヴァルツは面白いの?
面白いです。
本当に運ゲーだとしたらここまで長く続いていないでしょう。
カジュアルに遊ぶ分には好きなタイトルを使って運ゲーと割り切っても面白いですし、大会で勝つことを目指して練習する意味のあるゲームだと思います。
練習や考察なしで、運だけで勝てるゲームでは決してありません。
次に、ヴァイスシュヴァルツの面白い部分を私なりに解説していきます。
ヴァイスシュヴァルツの面白い部分
ヴァイスシュヴァルツはアドバンテージの要素の種類が多いことが面白い部分だと思います。
手札、ストック、クロック、盤面のパワー、山札の薄さ、など重要なポイントが非常に多いです。
なので
「手札の枚数が相手より少なくても盤面のパワーが高いから、いつか手札の枚数もひっくり返る」
「先にレベルが上がってしまったけれど、ストックは維持できたからしっかり強いカードを使って先に盤面を取る」
「相手がダメージキャンセルを沢山したが、山札にcxが残り少ないので次のターンにダメージを通そう」
といったような考え方が生まれます。
ダメージで負けていても、諦めずに手札の枚数やストックの枚数をしっかり貯めることができれば、最後に逆転できる可能性は十分にあります。
理屈としては、ダメージが通った後はキャンセルしやすいはずですしね。
このようにやることを間違えなければ逆転もしやすいゲームだという点は面白い部分だと思います。
考えた通りにゲームを進め、最後のターンに倒しきれた時は非常に気分がよくなります。
手札の内容を整えやすいTCGなので、自分のプランは通しやすいのもポイントですね。
さらに相手に妨害される手段も、相手のデッキのカードプールを把握していればそれ以上のことは起こらないので、しっかりケアして動けば問題ないこともあります。
カードプールがタイトルごとに分けられている分、相手の使うカードも分かるという点は簡単であり、対策が立てられるのは面白い点だと思います。
またヴァイスシュヴァルツはリスク管理をするゲームだと考えています。
例えば
残り山札5枚でアタックフェイズに入り、2回のアタックでcxが見えず、相手に2回ダメージが入った。
という状況があったとします。
この時自分の次のアタックは1/3の確率でcxをめくってしまい、めくってしまうと2枚ダメージ確定の山札が残ります。
この状態はあまり良くありませんね。
なので、「1/3の確率でcxを捲り、相手に次のアタックをキャンセルされる」という最悪の状況になることを確実に回避する為にアタックを中止するのか、「捲っても問題ないcxなのか」を考えアタックする必要があります。
もちろん自分と相手のレベルやストックの枚数など、状況によって変わりますが、思考停止で3回アタックしていれば良いゲームでもありません。
また、集中(山札を上から4枚捲り、その中にcxがあればメリット効果が発動するテキスト)を行うのか、集中せずにストックを貯めてそのままアタックに入るのかもしっかり考えて動かないと、後半のストックが足りなくなったりします。
常にcxのことを考えて動く必要があるので、どのようにcxを使う可能性があるのかを気にすることが大切です。
cxが絡むとどの行動も裏目になる可能性があるので、常にリスクを考えて行動する必要があるのはこのゲームの面白さだと感じます。
さらに、環境のデッキの多様性もこのゲームの面白さですね。
かつてはトップタイトルが固定されている時期も何度かありましたが、2018年冬の環境は非常に楽しかったです。
もちろん上位のタイトルは存在しましたが、それらとしか当たらないということもありませんでした。
特に、トリオサバイバルという3人1チームの対戦形式の大会では非常に様々なデッキと対戦することができます。
〇〇1強と環境を考察する上で話をすることはありますが、実際はそのタイトル以外も入賞しましたし、中堅と思われるタイトルも数多く存在し、数は減りますが入賞もしています。
大会に出ると、様々なタイトルと対戦できるのはこのゲームの面白さだと感じます。
ヴァイスシュヴァルツの始め方
「初心者はTD(トライアルデッキ)を買いましょう!」とよく言われていますが、ルールを知っているのであればTDは必要ありません。
1500円払ってTDを買うのであれば、1500円の高いカードを1枚買った方が早くこのゲームの面白さが分かると思います。
TDはルールを把握しながら遊ぶ為の物であり、TDで戦っていてもヴァイスシュヴァルツの面白さは殆ど分かりません。
むしろ運ゲー感がヒシヒシと伝わってくるでしょう。
なのでルールを把握しているのであればTDを買うのではなく、好きなタイトルのデッキを調べるか、ショップに販売されているデッキを見てみる方がよっぽど楽しめると思います。
しかし逆に、ルールを全く知らない状態なのであれば、TDは非常に優れた商品です。
近年発売されたTDは手札を増やす手段や山札を削る手段、クライマックスを使って手札を増やすカードなどがしっかり入っています。
なので、基本的なカードの種類を知ることもできます。
私もこのゲームを始めた時は、何も知らない状況で友人と1つずつTDを買い、ルールブックを読みながらルールを覚えました。
細かいルールはともかく、ゲームの進行方法などは分かると思います。
一通り感覚が分かったら、好きなタイトルのデッキを調べてみましょう。
タイトルの選び方
好きなタイトルで遊ぶのがもちろん一番ですが、昔のタイトルだとカードパワーが足りず近年発売されたタイトルとまともに戦えないことがあります。
そうするとプレイングではなくカードに負ける感覚を覚えてしまい、このゲーム自体を楽しめない可能性が高いです。
大雑把にですが、2017年までに発売されたタイトルであれば、どれでもある程度戦えると思います。
私なりの、ヴァイスシュヴァルツを始めるのにオススメなタイトル、オススメしないタイトルを載せておきますので、興味のあるタイトルがあまりないという人の参考になれば幸いです。
オススメタイトル
·バンドリ···バンド単でも十分遊べ、カードプールもまとまっています。しっかり組めば環境上位のタイトル。
·ごちうさ···デッキタイプが3つあり、好きなキャラの入っているデッキタイプを選べ、どれも戦えます。チノココ(ラビットハウス軸)と言われるタイプは非常に使いやすくオススメです。
·ビビッドストライク···扱いやすいカードが多く、価格も安価。手札にcxを持ちやすいデッキなので、cxを使うことの大切さを学びやすいです。
·リゼロ···素直に強いカードが多いタイトル。山札を削る速度の大切さが分かるタイトルです。
オススメしないタイトル
·艦これ···キャラのパワーが低めで、玄人向けのカードが多いです。規制カードもあり、多少詳しくなってからの方が楽しめるプールだと思います。
·ノーゲームノーライフ···強みが分かりにくいカードが多く、最初はデッキが組みにくいタイトルです。こちらも強いカード、弱いカードの判別ができるようになってから触るのをオススメします。
·リリカルなのは···高い、古いカードが必要、デッキが組みにくい、と難しいタイトル。かなり努力しないと苦労するタイトルです。
もちろんオススメタイトルで始めないといけない、オススメではないタイトルは触ってはいけない、ということはありません。
これらはあくまで私の偏見でもあります。
なので「好きなタイトルで遊びたい!」というのであればそれも正しいことです。
カードゲームの楽しみ方はそれぞれなので、好きなタイトルで好きなキャラを使って遊ぶ、というのも楽しいですね。
そういった遊び方も楽しめるゲームだと思います。
しかし、「将来的にはヴァイスシュヴァルツの大会に出て勝ちたい」と考えるのであれば、やはり最初からある程度強いデッキを使わないと面白くないとも思います。
やはりTCGは勝てないと面白くありませんしね。
そういった面で、初心者が勝ちやすいタイトル、勝ちにくいタイトルという意味での上のタイトル分けです。
なので、あくまで参考程度ということでお願いします。
ヴァイスシュヴァルツまとめ
·ヴァイスシュヴァルツは運要素はあるが、運ゲーではない。
·やり込んでいけば分かる面白さは非常に多い。
·ルールを一通り知っているのであれば、TDではなくブースターのカードでデッキを組みましょう。
·ルールを把握していないのであれば、友人と一緒に購入してルールを覚えながら遊びましょう。
·タイトルは多少選ぶ必要あり。多少は勝てないと面白くないと感じるのであれば特に。
·好きなタイトルで好きなキャラで遊ぶのもOK!
ルールをある程度知っている人でないと理解できない内容になってしまいましたが、ルールの解説は公式サイトにも載っているので、ここでは省略させて頂きました。
ルールを知らないけれど始めたい、という人には雰囲気だけでも伝わればと思います。
ルールを覚えて、ある程度このゲームを分かった後にもう一度読んで貰えると分かることがあるかもしれません。
偉そうな言い方になってしまいましたが、「ヴァイスシュヴァルツは割と楽しいゲーム」ということだけでも知って貰えれば嬉しいです。
ヴァイスシュヴァルツは個人的に、キャラゲーとしても楽しめ、大会に出て環境を考察し勝つことを目的としても楽しめるゲームだと思っています。
あなたもこの機会にぜひヴァイスシュヴァルツを始めてみましょう!
最後に
ヴァイスシュヴァルツのことを『萌え萌え坊主めくり』と言ってはいけません。
何事も楽しんでいきましょう。
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