【雑記】「戦闘員、派遣します!」のすゝめ
ここまでヴァイスシュヴァルツに関係ない記事は初めてです。
松井五段さんが考察動画や最新弾のデッキを紹介し始めたことにより、私の存在価値は0から-200くらいになりました。
なのでこれまで以上に書きたいことを書いていこうと思います。
今回はヴァイスシュヴァルツにもギリギリ参戦している「戦闘員、派遣します!」のレビュー記事です。
カード1枚だけだろうと参戦しています。
作者は「この素晴らしい世界に祝福を!」の作者の暁なつめさんです。
実は私はこのすばの原作と小説版も全部読んでいる結構なこのすばのファンです。
この作者が書くなら面白いだろうと信じて、本屋でこの本を見つけた時に買いました。
その後にヴァイスのカードになっていると知ったのは秘密です。
読んでみた結果どハマリしてしまったので布教したくなり、今回は「戦闘員、派遣します!」の宣伝というかレビューになります。
オタクは好きな物についてだけ語る生き物ですからね。
このすばが好きな人は間違いなく面白いと感じると思います。
あらすじと主要キャラクター紹介をさせて頂く関係上、設定のネタバレが一部入ってしまいますがご容赦下さい。
それではいきましょう。
あらすじ
主人公の名前は戦闘員六号。
所属する組織「秘密結社キサラギ」の戦闘員。
秘密結社キサラギは悪の組織を自称し、世界征服の為を目指す企業である。
世界征服を目前とし、秘密結社でも何でもなくなった秘密結社キサラギ。
世界征服が終わると仕事がなくなるから異世界に侵略地をつくろう、ということで主人公である戦闘員六号が異世界に派遣されるというストーリーです。
異世界転生ものに近い内容ですが、転生ではなく生きたまま異世界に行き主人公が無双するお話ですね。
異世界の世界観も王道な西洋風の世界で、オークやユニコーンなどが登場する分かりやい異世界です。
ちゃんとした設定もありそうですが、現状では分かりやすく異世界だなという印象です。
下手に凝った世界観よりも、分かりやすい世界観の方がストーリーなどもスムーズに頭に入ってきますね。
登場人物
戦闘員六号
本作の主人公。
会社の事情で突然異世界に行くことになったが、スペックがある程度高いのでちゃんと活躍します。
悪の組織に所属するものの、根がチキンなのでそこまでの悪事を働けない性格。
悪行ポイントという謎のポイントと引き換えに、地球から色々な物を送ってもらうことができる。
悪行ポイントを稼ぐ為に民間人にズボンのチャックを開けて脅すという奇行を繰り返し、「チャックマン」というあだ名をつけられる。
お金の使い方が荒く、貰った給料をすぐに使い果たしてしまうので、アンドロイドであるアリスからお金を借りて生活している。
超強いこのすばのカズマさんである。
「ほらこのチャックをちーってしてごらん?見るだけでいいから」
「見るだけなんていやあああああああ!」
キサラギ=アリス
唯一ヴァイスシュヴァルツでカードになっているキャラクター。
世界一かわいい。
秘密結社キサラギが作り出した高性能美少女型アンドロイド。
主人公が異世界に派遣される際のサポート役として作り出される。
自爆は悪のロマンということで、とんでもない性能の自爆機能がついている。
高性能美少女型アンドロイドなので頭がよく、機械の操作や作戦を立てる役割を担う。
アンドロイドなのに表情や感情を表にすることが多く、魔法やゴーストなど非科学的な異世界の現象にキレ散らかしている。
口が悪く言葉遣いが独特な話し方をするのが個人的に大好きです。
文字通り血も涙もないので、悪の組織のアンドロイドらしくたまに残酷。
でも主人公にはお金を貸してあげたりと基本的に甘い。
かわいい。
「借金がある間はさん付けろと言ったろ」
スノウ
お金と剣が大好きな残念美女。
とある掲示板で「見た目以外にいいところがない」とまで言われるキャラ。
主人公とアリスが最初に着いた国の騎士団長。
主人公に出会ってからロクな目に遭わないあげく、ある程度強い設定のはずなのにあまり活躍もしないという色々と残念なキャラ。
出世欲がとんでもないが、主人公に出会ってから降格と減給をされつづけ、今ではアリスの奴隷である。
このすばのダクネスのくっそ汚い版。
「なぁアリス、六号、この手柄は山分けだよな?頼むぞ!?」
グリム
不死と災いの神様ゼナリスに仕える大司教。
呪いを使う独身魔法使い。
ある魔法の反動のせいで車椅子で活動する変な女。
昼間は基本的に寝ているので役に立たないことが多い。
年齢は不明だが結婚できないことに焦りを感じており、良い男を見ると口説きにかかるか、何かにつけて責任を取らせようとする。
最初は主人公にも色目を使うが、すぐにダメな男と気づく。
主要キャラの中では、かなりまともな性格と価値観を持っている。
結婚に対する執着が重い以外は、実は結構いい女である。
将来の夢はお嫁さんで、趣味はカップルに車椅子で体当たりすること。
「ねぇ、ちゃんと責任取ってよね!専業主婦として養ってもらうわよ!逃さないわ!ええ、絶対に逃さない!」
ロゼ
戦闘用人造キメラ。
食べた生き物の性質を取り込むことができるカービィみたいなキャラ。
食いしん坊ロリ。
比較的まともな性格で、戦闘能力も高いと優秀な子である。
主人公とアリスに「人造キメラとか悪の組織っぽいじゃん」と目を付けられ、勝手にキサラギの一員にされている。
「食べ物をチラつかせれば言うことを聞くと思ってるでしょ!?」と反抗してみるが、食べ物に釣られなかったことはない。
「な、何でもですか!?ああ…でも抗いがたい良い匂いが…」
ティリス
この国のお姫様。
腹黒い。
でもやっぱり主人公には甘め。
主人公に好意を抱いているとかではなく、主人公が優秀だから上手いこと使い倒そうとあれやこれやお願いする人。
「おちん○ん祭り!」
ハイネ
魔王軍四天王、炎のハイネさん。
通り名で読んであげると喜ぶ人。
褐色の肌とドスケベボディを持つ炎使いの魔物。
主人公にセクハラや嫌がらせをされる頻度が最も高い被害者筆頭。
主人公によく捕まる。
エロい女幹部が捕まるとどうなるのかはお分かりだと思います。
魔王軍の幹部なのに性格がそこまで悪くないので、悪の組織の構成員である主人公やアリスにひどいことされる可愛そうな子。
「アリスとか言ったな。この中じゃアンタが一番話が通じやすそうだ。……なぁ、私と取り引きしないか…?」
「するわけねーだろ、お前は今の状況を考えろ。すっトロく生きてんじゃねーぞエロ女。よし六号、もういいぞ。この女は今日から悪行ポイント生成メイドだ」
「待て!分かった、取り引きなんて言ったのは謝る!お前らに耳よりの情報があるんだ!」
「バカかお前、この状況なんだから情報なんていくらでも引き出せる。これから六号をけしかけてやるから白状したくなったら勝手に喋れ」
こんな扱いをされている所が結構好きです。
トラ男
トラっぽい姿に改造されたキサラギの怪人。
異世界侵略の為に地球からの支援として送られてきた怪人。
語尾に「にゃん」を付けるとモテると聞き、語尾に「にゃん」を付けている。
かわいいものが大好きな性格をしており、将来の夢は美少女に改造されること。
怪人というが意外と面倒見がよく、スノウに日本刀をプレゼントしたり六号の遊びにも付き合ってくれる。
さらに心がとても広いので、かわいければ男でも女でも気にしない。
「男なのは知ってるにゃあ。むしろ、男の娘は大歓迎だにゃあ」
全体的な感想
この作者特有の言い回しやキャラクターがクセになる作品です。
主人公やアリスが、このすばのカズマのような姑息な作戦を思いつき、それを実行してドン引きされるという展開も何度かあります。
この作者の特徴として、読んでいて状況が頭に浮かびやすい文章だと思います。
コミカルな文章がベースなので、漫画を読んでいるような感覚で読むことができます。
なので本を読むのが苦手な人でも読みやすいと思います。
同じ作者なので当たり前ですが、良くも悪くもこのすばの雰囲気が漂っています。
私はこの雰囲気が大好きなので本作も大好きなのですが、このすばが合わないという人には合わないかもしれませんね。
またどこまでいっても異世界物なので、このジャンルが苦手な人も同じく合わない可能性大です。
しかしそうでない人には是非ともオススメしたいライトノベルだと思います。
無料で5話まで読むことが可能なので、気になる方はまずこちらを読んでみて下さい。
そして何より私が伝えたいのは、アリスがかわいいということです。
口が悪い、金髪ロリ、おまけにアンドロイドと三拍子揃っています。
このキャラのセリフが本当に面白いので、この作品が面白いと言ってもいいレベルです。
本当にいいキャラしてます。
メインヒロインは誰が何と言おうとアリスです。
以上で終わります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に
さっさとアニメ化してヴァイスシュヴァルツに参戦してくれないですかね。