【WSデッキレシピ】扉門転スラ
ここでのオークとはこいつのことです。
今回はマーカー圧縮型の転スラを紹介させていただきます。
一時期話題になった際に、オークが本当に必要なのかが試したくて組んでみました。
結論から言うと、個人的には必要ないかなと思います。
しかし山札が本当に薄くなるので、独特の強味はある面白い構築でした。
ストックや回収カードを考えながら効率よく動かす、パズルみたいなデッキだと思いました。
回していて楽しかったので今回紹介しようと思います。
よろしければお付合い下さい。
扉門転スラデッキレシピ
レベル1連動2種の扉門。
cxの構成が強く、両者共に山札を削るテキストなので2種類しっかり採用しました。
対面を見ずに、自分のストックと山札だけに集中する構築です。
回しながら枚数調整したので、ある程度私の感覚で枚数が決まっています。
『この枚数で回せる』という基準で枚数を決めているカードがいくつかあります。
なので実際に組んでみる際には、枚数を変えて組んだ方がいいかもしれません。
そちらを頭に入れて、次のカード別の解説を読んでいただけると幸いです。
採用理由と枚数解説
レベル0 20枚
このデッキのコンセント。
初手で引きたいのと、『狡猾な魔人ゲルミュッド』のコストとして必要なので4枚採用です。
手札に2枚目がある場合、1枚目はトップ確認せずにマーカーを入れても問題なくなります。
レベル0の枚数が多い割にアタッカーはほぼ入っていないので、+1500のテキストで相手のレベル0を割っていきましょう。
2コスト強く吐けるので採用。
このカードが強いからこの構築は強い、と言えるくらい強いカードです。
オークのストブにより、実質1ストックで手札を2枚交換できます。
マーカーに入るので圧縮にも繋がる便利なカードですね。
後半はcxをトリガーする確率も上がっているので、ストックを吐きたいときに確実に握っておくために4枚採用。
回収集中。
薄い山札が完成し次第この集中だけで手札を維持します。
なので正直、集中を外すと一気に辛くなります。
レベル0で引けなくとも「爆炎の支配者シズ」で拾えば間に合うので3枚のみ採用。
光景持ち。
結局これがないと勝てません。
0のアタッカーでもあるので本当に強いカードです。
1枚握れれば良いので2枚のみ採用。
デッキ底の2枚のcxを処理したいことが多すぎたので採用。
レベル0で投げても手札枚数が戻ってくるので、序盤も後半も強いです。
基本的には底のcxを処理する目的なので1枚のみ。
レベル0のメインアタッカー。
レベル0でこれが引けているとかなり楽になります。
レベル1の初動はこちらとオークを並べながらcxを貼るのが、一番効率良くマーカーを貯めることができますね。
しか結局集中を置くことが多いので、レベル0のアタッカーとして運用する機会が多かったです。
『竜魔人ミリム』のバーンテキストを確定させるなど、レベル0からレベル3までいつでも強いカード。
枠がなくて3枚のみですが、4枚でもいいかもしれません。
こちらも山札をケアする為に採用。
チャンプアタックで山札の枚数を操作して、弱い山札で返さないように動く事ができます。
こちらも序盤で引いても強いですね。
元々2枚でしたが、「天からの一撃リルム」と枠を分けて1枚に。
とても強い。
マーカーと一緒に思い出でも圧縮するので、「抗魔の仮面」サーチは非常に強力。
パンプテキストもいつでも腐らないので、本当に強いカードです。
後半にイベントがマーカーや思い出に全ていってしまうと役割が薄くなるので2枚のみ。
レベル1 15枚
扉連動。
何だかんだ常にストックを使うデッキなので、こちらは最後まで使い倒します。
基本的には門連動をメインで使いたいのですが、扉を引いても強いというのは魅力的です。
レベル置き場に一番置きやすいカードかつ、「狡猾な魔人ゲルミュッド」で回収しやすくする為に4枚。
オークで入るマーカーを確認しつつ、システムキャラを回収する為に採用。
オークのパンプで5000まではパワーが上がるので、最低限レベル1には触れます。
レベル0が多いデッキですが、オークや「狡猾な魔人ゲルミュッド」を回収しておけば、次の手札交換にも繋がります。
レベル1以上が捲れた際にはこのカード自身を回収することもしばしばあるので、3枚あれば十分です。
メインアタッカー。
圧縮に繋がるのでこちらを採用。
アタック時のテキストはレベル0しか回収できないことも多いですが、上で説明した通りです。
レベル3が拾える際には「日本での記憶シズ」を優先します。
後半は連動がなくても、このカードでチャンプアタックして、3回目のアタックをするかどうかの確認もできます。
飛ばせるだけ思い出に飛ばしたいので4枚採用。
サーチイベント。
条件なしで思い出にいくので採用。
手札のcxに合わせてキャラを引っ張ることができるので、レベル1の初動で特に強いです。
カウンターを採用したかったので、こちらは3枚。
カウンターの方。
上から引いたcxをそのまま処理できるのと、パンプがないと踏めない相手もいるので1枚だけ採用しました。
「日本での記憶シズ」にカウンターとして使うと12000にはなるので、稀に返ってきます。
パワーの高い相手は基本的に諦めるので1枚のみ。
レベル3 7枚
詰め手段。
「竜魔人ミリム」のバーンを確定させることもできます。
バウンステキストとソウルパンプ、トップ操作により打点を確定させて詰めます。
展開の早いゲームだと、どうしてもゲームを終わらせにいかなくてはならないので1枚採用。
榛名バーンとクロックシュート。
1枚で2つの詰めテキストを持つ強いカードです。
山札が薄くなりすぎると、山札の上3枚がcxなんてこともあるのはご愛嬌。
クロックシュートテキストにより踏んだcxを控え室に送ることも可能なので、詰めながら次の山札の期待値も上げることができます。
同じく詰めなくてはいけないタイミングは必ず存在するので2枚採用。
メインアタッカー2。
説明不要のパワーカード。
踏んだcxはこのカードか「狡猾な魔人ゲルミュッド」で上手く吐いていきます。
「狡猾な魔人ゲルミュッド」で回収しやすくする為に4枚。
レベル3は総じて回収しにくいので、扉を捲った際には確実に拾っていきましょう。
回し方解説
マリガンは「刀鍛冶クロベエ」と「豚頭帝ゲルド」以外は捨てます。
cxも扉か門のどちらかを引けばいいので、1枚目は捨ててしまいましょう。
とにかく「豚頭帝ゲルド」を引きたいです。
レベル0は基本的にゆっくりしたいです。
先攻であればマーカーを貯めてターンを返してよいでしょう。
レベル1の最初に1ストックあれば問題ありません。
割れる所をしっかり割って、過剰なアタックは控えます。
レベル1は基本的に門連動を並べることを意識しましょう。
とは言え引けないこともあるので、扉連動から入っても問題ありません。
1周目の山札はある程度キャンセルしないと、レベル1でリフレッシュには入れません。
できそうなら狙いますが、無理そうならストックだけは用意して、思い出を貯めるように動きましょう。
「爆炎の支配者シズ」で回収するのはレベル1の連動どちらかか、「豚頭帝ゲルド」か「狡猾な魔人ゲルミュッド」のどちらかです。
常に黄色のレベル0の2種が手札にあるように意識しましょう。
レベル2も基本的には山札を薄くすることを目的に動きます。
レベル2でのリフレッシュが終わった時に、かなり薄い山札を完成させるのが一つの目標ですね。
「豚頭帝ゲルド」のマーカーと思い出でコツコツ圧縮して、レベル3で即死しないよう心がけます。
レベル2からは集中で主に手札を作ります。
当たる期待値はかなり高いものの、外すと厳しいのでよく考えて動かします。
「狡猾な魔人ゲルミュッド」で回収できるカードが限られてくるので、マーカーとストックに入っているカードはできるだけ覚えておきましょう。
扉で拾うのか、集中で拾うのか、ゲルミュッドで回収するのかを考えながらカードを動かします。
レベル3も基本的には同じです。
山札と手札の管理に努めます。
タイミングを見て、詰め手段である2種のレベル3で詰めにいきましょう。
扉門転スラまとめ
壁打ち。
対面は見ないで、自分の状況だけを見て動くデッキです。
その分、どうしたら効率よく手札やストックの管理がうまくいくのかを考えながら動かす楽しさはあります。
上手く回ればcx以外のカードは5枚しかない、というような山札をつくることも可能ではありました。
しかし弱点も多く(オークだけに)、滅茶苦茶強いという訳でもありません。
- 「豚頭帝ゲルド」を序盤で引かないと強味が半減する
- ある程度止まる期待値のある山札で打点が入ると一気に崩れることがある
- ある程度集中の当たる期待値があるのに外すと、山札が厚くなり手札もきつくなりがち
等の弱点もあります。
除去持ち対面に関しては、そこまで苦しくありません。
除去がオークに当たると分かっているので、除去をそこに当てさせていると思えばそこまで損はありません。
相手がコストを払っているのであれば、尚の事問題ありませんね。
レベル3でのバウンスは多いですが、それまでに強い山札をつくり、バウンスされても強い山札が残るように動けば十分ケアできます。
そこまでは強い山札で戦っていた訳ですしね。
とは言え、除去されたくないのが本音です。
圧縮に関わるカードばかりなので、上手く圧縮が効かないと相手が一方的に楽する展開にも繋がります。
事故らずに動いた時の最大値が高い、という印象のデッキでした。
上手く動けた時に完成する薄い山札を眺めるのは、このデッキならではの楽しさだと思います。
回収先や動かすルートを間違えると、山札圧縮で損をしたりするので、意外と考えることが多くて楽しいデッキです。
独特の面白みのあるデッキなので、一度試してみてもいいかもしれませんね。
最近のデッキでよく見られる、
レベル0は霞互換込で3パン
レベル1は連動
レベル2は早出し回復
レベル3で詰めて勝ち
という王道な動きをする構築ではありません。
なので考え方やプレイングに幅を持たせたい人にはオススメかもしれません。
このデッキもレベル2で早出し回復は行いますが、脳死で出していると一気にリソースが無くなります。
転スラというタイトルは十分強いタイトルであり、必須パーツに少し買い足せばこちらも組めます。
価格もそこまで高くないので、このタイトルに興味のある方はこの機会に集めてみてはいかがでしょうか。
一応、オークを抜いた構築も載せておきます。
こちらの方が対応力があり、薄い山札も十分つくれます。
私はレベル1連動2種の安定感が大好きなのでこうなりました。
これ以外にも強い構築の作れるタイトルなので、集めて損はありません。
以上で終わります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
最後に
オークと集中をいっぱいシコシコして、一人で気持ちよくなるデッキ。